家族でマレーシア移住|6年住んで分かった、教育移住のメリットと大変だったこと
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「子どもの教育のために海外移住」——選択肢のひとつとして、近年よく耳にするようになりました。わたしたち家族は、2019年から2025年の夏まで、約6年間マレーシアに教育移住していました。この記事では、旅行では分からない「暮らして初めて見えたリアル」を、良い面も大変だった面も正直にまとめます。
この記事でわかること
- なぜマレーシアを選ぶ家族が多いのか
- インターナショナル校・ビザ(MM2H)・費用のリアル
- 移住が向く人・向かない人
1. なぜマレーシアなのか
教育移住先としてマレーシアが選ばれる理由は、いくつかあります。
- 英語環境:公用語のひとつが英語で、日常でも英語が通じやすい
- インターナショナル校の選択肢が豊富:欧米系カリキュラムの学校が多い
- 物価・生活コストのバランス:欧米移住より現実的な予算感(ただし学費は別)
- 日本からの距離・時差:フライトも時差も比較的負担が少ない

2. インターナショナル校のリアル
学校をどう選び、学費がどう上がっていったかは マレーシアのインター校選び に詳しく書きました。
子どもたちは現地のインターナショナル校に通いました。手厚い環境・国際的な友人関係は大きな財産です。一方で、学費は学校によって大きく差があり、決して安くはありません(校舎・カリキュラム・学年で変わります)。わたしたちの場合、Epsom College Malaysia の学費は1タームあたり RM25,400(Year 4・2020年)から RM41,700(Year 9・2025年)まで上がりました。年3ターム制なので、最後の年は年間 RM125,000 ほどです。ただし毎年上がったわけではなく、据え置きの年もあれば、寮の利用や課外の費用で一気に増える年もありました。学校選びは移住の成否を左右するので、実際に見学して、家庭の方針と合うかを確認するのが大切です。




3. ビザ(MM2H)と費用の考え方
長期滞在には、MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)などのビザが選択肢になります。ただし制度・要件はたびたび変わり、わたしたちが渡航した頃より条件が厳しくなっている面もあります。必ず最新の公式情報を確認してください。取得の流れは MM2Hビザの取り方 に分けて書きました。
費用は「学費+住居費(コンドミニアム等)+生活費」が中心。学費と住居のグレードで総額は大きく変わります。
見落としやすいのが、ビザの種別によって学校で選べる通学形態が変わることです。Epsom College Malaysia の場合、学生ビザで通う留学生が選べるのは「通学(Day)」か「全寮(Full Boarder)」のどちらかで、平日だけ寮に入る Weekday Boarder は対象外。平日寮を選べるのはマレーシア人・シンガポール人・MM2H保持者です(学校の転校申請書の記載)。学校の料金表だけを見ていても分からない部分なので、寮を検討しているご家庭はビザを決める前に学校へ確認してください。
💡 コツ:ビザ・学校・住居は密接に関わります。先に学校を決めてから、通える範囲で住居を探すと動きやすいです。
4. 暮らしのリアル(大変だったこと)
旅行では見えない「暮らしの落差」も正直にお伝えします。
- 水道水:黄色みがかった水が出ることがあり、飲料はボトル水・ウォーターサーバーが基本
- 住宅の建て付け:水漏れなど、思いがけないトラブルが起きることも
- 宅配・サービス品質:日本の「当たり前」が通用しない場面はあります

「郷に入っては郷に従え」の心構えがあると、ストレスはぐっと減ります。
5. 家族で移住して分かった、向く家族・向かない家族
- 向く人:国際的な教育環境を求める/変化を楽しめる/完璧を求めすぎない
- 慎重に考えたい人:日本と同じ生活水準を必須とする/短期で結果を求める
6年間を振り返ると、大変なことも多かったですが、子育ての大きな部分を海外で過ごせたことは、家族にとってかけがえのない経験でした。
6. マレーシア教育移住のよくある質問(Q&A)
Q. マレーシア教育移住には、どのくらい費用がかかりますか? A. 中心になるのは「学費+住居費(コンドミニアムなど)+生活費」です。学費と住居のグレードで総額は大きく変わります。物価や生活コストのバランスは欧米への移住より現実的ですが、学費は別で、決して安くはありません。わたしたちの実額でいうと、Epsom College Malaysia は1タームあたり RM25,400(Year 4・2020年)から RM41,700(Year 9・2025年)、年3ターム制でした。学校・カリキュラム・学年で差が出るので、早めに情報を集めるのがおすすめです。
Q. 英語が話せなくても移住できますか? A. マレーシアは公用語のひとつが英語で、日常でも英語が通じやすい環境です。それが教育移住先として選ばれる理由のひとつでもあります。とはいえ学校選びや各種手続きでは情報収集が必要なので、家庭で支え合える体制があると安心です。
Q. インターナショナル校はどう選べばいいですか? A. 学校によって学費や雰囲気が大きく違うため、実際に見学して、家庭の方針と合うかを確認するのが何より大切でした。学校選びは移住の成否を左右します。コツとしては、先に学校を決めてから、通える範囲で住居を探すと動きやすいです。
Q. MM2Hビザは今でも取れますか? A. 長期滞在にはMM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)などが選択肢になりますが、制度・要件はたびたび変わり、以前より条件が厳しくなっている面もあります。渡航する時期によって大きく異なるので、必ず最新の公式情報を確認してください。
Q. マレーシア教育移住のメリットと、大変だったことは? A. 良かったのは、手厚い国際的な教育環境と、英語が身近な暮らし、そして子育ての大きな部分を海外で過ごせたこと。一方で、学費の負担や、日本と同じ生活水準をそのまま求めると戸惑う場面もありました。6年住んで、良い面も大変な面も両方あるというのが正直なところです。
Q. どんな家庭に向いていますか? A. 国際的な教育環境を求める/変化を楽しめる/完璧を求めすぎないご家庭には合いやすいと感じました。逆に、日本と同じ生活水準を必須とする方や、短期で結果を求める方は、慎重に検討したほうがよいと思います。
Q. 学校の寮は、どの家庭でも選べますか? A. ビザの種別によります。Epsom College Malaysia では、学生ビザの留学生が選べるのは「通学」か「全寮」だけで、「平日だけ寮」(Weekday Boarder)はマレーシア人・シンガポール人・MM2H保持者向けでした。規定は学校ごとに違うので、寮を前提にお考えならビザを決める前に志望校へご確認ください。
📌 この記事の最終更新:2026年7月。 ビザ制度・学費・生活情報は変わります。検討の際は各公式サイトで最新情報を必ずご確認ください。
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- 学校選び → マレーシアのインター校選び
- ビザの実務 → MM2Hビザの取り方
- 年ごとの詳しい記録 → マレーシア移住①まとめ〜⑥6年目
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