マレーシアのインター校選び|Epsomを選んだ理由と、学費が2倍になった話
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2019年、上の娘がYear 3のときに Epsom College in Malaysia を選びました。決め手は、英語に加えた「中国語」と、寮があること。 ただし学費は、当初の年150万円程度から6年で2倍以上になりました。 学校選びの基準から、寮の中身まで、実際のところを書きます。
この記事でわかること
- マレーシアのインター校を、何を基準に選んだか
- 学費が6年で2倍以上になった3つの理由
- ボーディング(寮)で良かったことと、困ったこと
- 都心の学校と郊外の学校、どちらを選ぶか
1. そもそも、なぜマレーシアだったか
英語で学べる国はほかにもあります。わたしたちがマレーシアを選んだ最大の理由は 「中国語」でした。
英語に加えて中国語が身につく環境は、英米豪では得られません。ここがマレーシアの、 ほかにない強みだと考えました。
だから学校を見るときの最重要の基準は、「授業に中国語がどれくらい入っているか」 でした。学校案内の見栄えでも、進学実績でもなく、そこです。
📌 基準は1つに絞る:インター校はどこも良く見えます。 「これだけは譲れない」を1つ決めてから見に行くと、比較が一気に楽になります。

2. 決め手は、娘自身が「ここがいい」と言ったこと
キャンパスは実際に見に行きました。広大な運動場と、シアター。 見終わったあと、娘が「ここがいい」と言いました。
これが決め手でした。親が決めた学校より、本人が決めた学校のほうが強い—— 6年たったいま、そう思います。
Epsom College in Malaysiaは、英国サリー州のEpsom College唯一の姉妹校として2014年に開校した 学校です。ネグリ・スンビラン州バンダル・エンステックの約80エーカーの敷地に、 3歳から18歳まで、30か国以上・約700名が通っています。英国式カリキュラムで、 初等部ではMandarin(中国語)とシンガポール式算数が加わります。


3. ただし、立地は田舎です
ここは覚悟が要ります。キャンパスはクアラルンプール中心部から車で約45分 (クアラルンプール国際空港からは約15分)。あの広さは、この立地だから成立しています。
クアラルンプールの中心地にも、良いインターは多数あります。 ただ、わたしたちが見た限りでは——
- 敷地が狭い。都心なので当然ではあります
- 寮が無い。将来を見据えたとき、ここが効いてきます
子どもが小さいうちは通学で十分です。ただ、中等部以降に寮に入れる選択肢を残せるか は、後から変えられません。学校を選ぶ時点で決まってしまいます。
4. 学費:当初は年150万円。それが2倍以上になりました
Epsomの学費は、マレーシアのインター校のなかでも最も高い水準です。
それでも当初は年間150万円程度で収まっていました。日本の私立と比べて、 とんでもない金額ではありません。
問題はその後です。6年で2倍以上になりました。理由は3つあります。
| 要因 | 中身 |
|---|---|
| ① 学年が上がる | インター校は学年が上がると学費も上がります。据え置きではありません |
| ② 為替 | リンギット高。円で払う側には、そのまま増額として効きます |
| ③ 物価 | 現地のインフレ。学費自体が改定されます |
さらに、Weekly boarder(平日のみ寮)にしていた時期は、Boarding feeが別途 かかりました。通学の学費に上乗せです。
📌 資金計画で見落としがちなところ:入学時の学費で計算すると、 確実に足りなくなります。「学年が上がると上がる」「為替で変わる」を最初から織り込む 必要があります。
現在の学費は、プログラム別に 公式サイトの学費ページ で公開されています。金額は改定されるので、必ず最新をご確認ください。なお2026年1月からは 中等部の学費にSST(6%)がかかるとされています(要確認)。
5. ボーディングは、経験として良かった
EpsomではYear 7から寮に入れます(フルボーディングと平日のみの2種類)。
部屋は2人部屋のときと、3人部屋のときがありました。そして—— いちばん効いたのは、ルームメイトの言語でした。
- 中国人2人と同室のとき:中国語の日常会話に、自然についていけるようになりました
- 韓国人と相部屋のとき:まったくできなかった韓国語も、日常会話の聞き取りが一定できるようになりました
授業ではなく、生活で身につく。これは通学では絶対に得られない部分です。 中国語のために学校を選んだわたしたちにとって、想定を超える効果でした。


6. ただし、寮で困ったこともあります
正直に書きます。食事は、美味しくありません。
脂っこいものが多く、健康的とは言えない内容でした。在籍中には、食中毒が起きたことも ありました。
成長期の子どもを預ける以上、ここは軽く見ないほうがいいと思います。学校見学では 校舎や設備に目が行きますが、寮に入れる可能性があるなら、食事も見せてもらったほうがいい というのが、6年たったいまの実感です。
7. 下の子は、別の学校に通いました
上の娘がYear 3のとき、下の子はまだ2歳でした。当時、下の子を入れられる ところはありませんでした。
3歳になって通える年齢に達したとき、選んだのはEpsomではありませんでした。 家の近くの King Henry VIII College Malaysia(British School Cyberjaya) に、 Pre-schoolから入れています。
理由は単純で、Epsomは通学に40分ほどかかるからです。上の子ならともかく、 3歳の子に毎日それは無理だと判断しました。
結果として、きょうだいで別々の学校に通うことになりました。送り迎えは 二手に分かれますし、行事も別々です。手間は増えます。それでも、下の子の負担を 基準に選んだことは正しかったと思っています。
きょうだいの年齢が離れていると、同じ学校に同時に入れるとは限りません。 移住のタイミングを考えるときは、上の子だけでなく下の子の受け入れ年齢と、 通学時間に耐えられる年齢かも先に確認しておくことをおすすめします。 学校を1つに絞りきれないこともある、と最初から想定しておくほうが現実的です。










8. インター校選びのQ&A
Q. 学校選びで、いちばん重視したことは何ですか? A. 授業に中国語がどれくらい入っているかです。マレーシアを選んだ理由が 「英語+中国語」だったので、そこを最優先にしました。
Q. 都心の学校ではなく、郊外を選んだのはなぜですか? A. 敷地の広さと、寮があることです。クアラルンプール中心部にも良い学校は 多いのですが、狭く、寮が無いところが多いです。中等部以降の選択肢を残したいと考えました。
Q. 学費はどれくらい変わりましたか? A. 当初は年間150万円程度でしたが、学年の上昇・リンギット高・インフレが 重なり、6年で2倍以上になりました。寮に入れた時期はさらにBoarding feeが加わります。
Q. ボーディングは子どもに合いますか? A. うちの場合は経験として良かったです。特にルームメイトから中国語・韓国語を 自然に身につけたのは、通学では起きなかったことでした。ただし食事の質は 確認しておいたほうがいいと思います。
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学費・カリキュラム・入学要件は変わります。検討の際は必ず学校の公式サイトで最新をご確認ください。この記事は2026年8月時点の情報と、2019年から6年間の在籍経験に基づいています。
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